2012年06月06日

留学の終了。ブログの終焉。

2年間のMBA留学も終え、スーツを着たサラリーマンに戻りました。まだ記憶は新しく、学校や現地での生活に懐かしさはあるものの、とりあえず一区切り。

「30にして立つ」というタイトル通りにしっかりと立てるようになっているかはわかりませんが、行く前よりも少しモノが違って見えている、見ようとしているのは事実だと思います。これからのキャリア・人生の中で少しでも経験が活かせれば、と考えています。まあ、活かせなかったとしても最高に充実した2年間であったことには変わりはないですが。

というわけで、このブログはこれをもって潔く終了。あくまで留学ブログとして完結です。

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以上。


posted by QL at 21:13| Comment(0) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

総括。MBAとは。

帰国後少し経ち、落ち着いたところで、2年間を振り返ってみようかと。

MBAってなんだろう? と素朴に考えてみたときに、ビジネスリーダーの養成とか、キャリアチェンジのためのモラトリアムとか、一般的にはいろいろ言われているかと思いますが、私にとってはもう少し違ったものだったかもしれません。

数年間の実務経験を経て、再び学生に戻った2年間。この時間が如何に貴重なものであるかは、一度働いた経験がある人であれば誰でも理解できるもの。しかも高いコストを支払い、一番働けるこの年代の2年間を現場から離れるということの機会損失を考えれば、その時間を有効に使わなくてはウソです。

その時間の使い方については、大きくAcademics、Social、Recruitingに分かれると思いますが、その人の置かれている状況によって時間配分は異なってきます。

私の大きな目的は、@海外ビジネスの前線に立てる人材になること、Aファイナンスの枠を越えて、顧客のビジネスをしっかり理解しサポートできる人材になること。そのために、ソフトスキルの向上、ネットワークの構築、ビジネスの基礎及びファイナンス以外の見識を深めるということに注力していました。一方で、その手段としてはAcademicsである必要は必ずしもないため、積極的にSocialな場に出て様々な人と接するとともに、今までやる・触れる機会のなかったものに手を出すことが可能な2年間でした。


Academicsに関して言えば、コア科目と選択科目、またもしかしたら課外のWorkshop・Seminor、ConferenceやCompetition等も入るかもしれません。また、理論・知識等のハードスキルと人としてのソフトスキルに区分できるかと。読み物・課題の期限や試験が次から次へとやってきて、またそれがGroup workであった場合、スケジュールの調整から進め方・意見の違い、Team Dynamics等のManagementも大きな要素となります。特にコア科目期間中(つまり1年目(の前半))はその圧倒的な量とスピードに揉まれながら、自分のスタイル・ペースを見つけ、一気に基礎を叩き込むことになります。正直に言えば、この期間は何かAcademicに学んだと言うよりは、限られた時間の中でやるべきことを「消化」した、或いは「こなした」という感じです。

選択科目が始まると、多少スケジュール的にも気分的にもゆとりが生まれます。自分のとりたい科目・スケジュールを選ぶことになること、また試験等の数が減るということ、そして多少なりとも慣れがでてくるということもあり、他のことにも手を出してみようという感じになります。それが私の場合は、ルワンダに行ったIBD(これはあくまで授業の一環ですが)であり、課外のコンサルティングプロジェクトなどでした。2年目になると、完全に選択科目。ビット等の不確定要素はあるものの、科目もスケジュールも自分次第。科目も興味のあるものばかり。MOTやアントレ系の授業を多くとりつつ、ファイナンスも忘れずにというバランスでした。またClassmateとのInteractionが多い、Group Projectの多い科目を意識していました。

Socialに関しては、ネットワーク作りという大義名分はありつつも基本的には遊びの要素。もともと遊びは得意分野・・・、かつ奥様も決して嫌いではないということで、機会がある度に奥様同伴で顔を出し、積極的に遊びました。クラス対抗のイベントの数々、期中・期末の公式Party、幾度となく開催し・開催されたHome Party、まじめ系の課外活動遊び系の課外活動(ヨセミテCampなどのOutdoor、サッカー遠征、ワインテイスティング)、スポーツ(ゴルフ、スノボ、サーフィン、マラソン)、ワイナリー巡り、旅行の数々。このブログにも散々登場したとおり、ワイン、ゴルフ、旅行は重点項目でした。

特に旅行に関しては、もともとバックパックが好きだったということもあり、長期休暇に関してはかねてよりいろいろ目論んでいたことを実行。アメリカ国内では若干行き残したところはあるものの、南米、欧州(東欧)、カリブ海(キューバ等)と、IBDでのアフリカ(ルワンダ)を含め、なかなか行く機会がないところを重点的に自分の目で見て歩くことができました。

Recruitingに関しては、社費という立場で、会社に戻ると決めている以上、あまり時間を割くことはありませんでした。業界を調べInterviewの練習をしInternを経験しと、自分を一生懸命に磨いているClassmateを見ていると、自分を成長させる大きな機会を逃したのかもしれないと思うこともありますが、そこは割り切って、それ以上に何かを得ていると信じることにしています。なのでこの分野では、度々開催されるWorkshopやConference、Alumniのイベント、シリコンバレー等への企業訪問、課外のコンサル活動等くらいでしょうか。


というわけで、上記のような2年間を経て得たものというのは、冒頭にあるようなビジネス・キャリアを中心として語られるMBAの意義とは少々異なるものであったような気がしています。

MBAはよく厳しい、忙しいと(おそらく)言われます。それは事実かもしれません。慣れない環境・言語の中で、量・スピードに追われ、Cold callに嫌な汗を流し・・・、ただそれはMBAの受験をくぐるような人たちのSkillやキャリアを持ってすれば、死ぬほどのものではありません。現に毎年おそらくほぼ全員が落第せずに卒業しているはずです。MBAが忙しいのは、その2年間という価値を理解し、皆全力で様々なことに手を出し動き回るからです。勉強だけしているMBAは私には想像ができません。

私なりにMBAを定義しようとするならば、以下のようなものでしょうか。
- 狭くなっていた視野を再度大きく広げ、また将来の可能性を広げてくれる場
- 同世代の世界中の若きリーダーたちと知り合い、刺激される場
- 世界に出てもなんとなくやっていけるかもという自信を得られる場
- ビジネス上の最低限の知識とツール、Intellectual Challengeを与えてくれる場
- 自分とその人生を見つめ直す場
- 懐かしい学生時代を取り戻し、やりたかったことに手を出す場


簡潔に言い表すって難しいですね。

posted by QL at 17:19| Comment(0) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Closing

アメリカ生活の終わりも見えてきたころ、少しずつ帰国に向けた準備が始まりました。と言っても荷詰めの大部分は引越し屋さんがやってくれるということもあり、手続き回りとショッピング、仕訳けが主な作業でした。

銀行口座。これは最後まで考えていたものの、残しておくメリットが感じられず、また現地住所の登録に妙案が浮かばす、結局解約することに。口座からの引き落としを設定しているものたちをきれいにし、Cardの利用も事前にしばらくやめて・・・と万全の準備だったはずが、結局全く使っていなかったもう一枚のCardの年会費が最後の最後に発生する、PG&Eの支払い帰国直前発生、かつOnlineでできない等々もあり、ギリギリCloseしきれずに帰国。そして帰国後電話で解約。口座の残をピッタリ0になるようにしてきたこともあり、ここは比較的スムーズでした。

携帯電話(AT&T)の解約、SIM Lock解除は意外と簡単。2年契約の満期を待たない解約だったけど、解約手数料も1月分の使用量に程度だったため迷わず解約。ちょうど月末だったこともあり、帰国日まで問題なく利用して停止してもらうことに。精算はOnline。SIMの解除はしてきたものの、日本では新機種買うのも大差ないということで結局意味はなかったですね。

Cable TV(Comcast)はケーブルテレビの端末を返却して、最後の月の分をOnlineで決済して終了。

電気・水道(PG&E)もOnlineで解約手続き終了。ただ最終月の請求が帰国直前に発生。銀行引き落としでなく、Onlineでやろうとしたらその選択肢がない・・・。銀行口座はもう閉じる予定だしということで日本から電話すると、電話でクレジットカードを使って支払えるということで、一件落着。

自動車保険。事前に解約を申し込んで終了。クルマは、Dealerに売ろうとしていたところ、次の日本人留学生から興味アリとの話をいただき、そのまま売却。彼が渡米するまでのGAP期間については、現地に残る日本人に面倒見てもらうことに。

Credit card(s)。少々前からアメリカのカードの利用をやめていたにもかかわらず、しばらく前の利用分が振って沸いてきたり、全く使っていなかったもう一枚のカードの年会費が発生していることに気づかなかったり・・・と、バタバタさせられました。こうならないために余裕をもって利用を停止し、解約しておくことが必要ですね。

不要なものの売却。クルマ以外で行くと、テレビや古いゴルフセット等。今の1年生が引き取ってくれるというので売却して終了。その他要らないものについては奥様がヤードセールで頑張って売ってきてくれました。

ショッピングに関しては、先に書いたワインのほか、家族・友人・会社へのお土産、日本で買うと高いであろうものの購入、特に赤ちゃん関係を買出し。

最後は、手荷物、航空便、船便と整理して終了。

というわけで、セットアップはいろいろ面倒だったけど、Closingはそれほどでもなく、2年間の生活が結構あっさりと清算されてしまいました。

posted by QL at 14:12| Comment(4) | Daily Life | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Dis-Orientation Week (Private)

卒業前後のPrivate編。

-Winery:2年間結構な頻度で行ったナパ・ソノマのワイナリーもいよいよお別れ。例によって現地通夫婦が最後に一緒に行こうと行ってくれたのでもう一度行きたいワイナリー、まだ行ったことのないワイナリーをリクエストして連れて行ってもらいました。やっぱうまい。この2年間でだいぶ自分の好みが変わったし、わかった気がします。そして日本にもって帰りたいワインをまとめて大量買い。今回仕入れたのは、以下のもの。

Pride Mountain - Merlot / Cabernet Sauvignon
Spring Mountain - Cabernet Sauvignon
Schweigher Vineyards - Cabernet Sauvignon
Von Strasser Vineyards

さらには、後日奥様と二人だけで最後のワイナリー買い付けツアーを実施。妊娠ということもあって最近飲めない奥様が日本で再び飲めるようにと、これまで呑んだ中でもう一度飲みたいものをまとめ買い。聞くところによると税関上70本までは個人として扱ってくれるというので(確か税100円/750ml bottle)それを上限として一日かけて一気にナパ・ソノマを駆け巡りました。

St. Supery (@Napa) - Sauvignon Blanc
Alpha Omega (@Napa)- Chardonnay
Rutherford Hill (@Napa) - Cabernet Sauvignon / Port
Lynmar (@Sonoma) - Chardonnay / Pinot Noir

Rochioli(@Sonoma)のChardonnayは売り切れ、Rubicon Estate(@Napa)のCabernet SauvignonはRubicon自体がオーナーの変更かなんかで閉鎖ということで買えずじまい。今度帰ってくる人にお願いすることにしました。

- Golf & Golf: やはり最後までGolfは外せません。時間を見つけては同級生とGolfに繰り出しました。西海岸の贅沢な気候の中、一年中格安で楽しめる、そして普段あまり接点のないやつとも交流できるという意味で最高の時間でした。コンスタントに100を切れるようになって、その面白さと難しさがまたわかったような気がします。最後引越し前にホームコースであるTildenでやったときには卒業式と同じくらいの感慨を覚えました(笑) 戦友のTさんとは日本でもやろうということになっていますが。

- 会食& BBQ:
Haas Japanの壮行会を開いていただきました。1年生が中心となっていろいろ企画してくれて、最後はなんとお手製の卒業証書。私宛ての文面は「よくSocialを頑張りました」(笑)。1年間だけだったけれどいろいろありがとう。これからもよろしく。

JGRBの壮行会も。Berkeleyに留学している大学院生Groupでの飲み会。なかなか全員と仲良くなることは難しかったけれど、いろいろな分野から来ているいろいろな分野の専門家。機会があればまたお話したいですね。

卒業式前日、日本人2年生みんなで集まり最後のBBQ。もう一度行っておきたかったOyster BBQ。最高の天気に恵まれオイスターを食いまくる。ワインを飲みまくる。ここは観光客としてくるには場所的にも少々ハードルが高いけどオススメです。

卒業式の夜は、サンフランシスコの有名ステーキハウスHarrisでDinner。正装して出かけ、評判どおりの肉とワインを堪能。その後何故か再び日本人2年生が集まり2次会。

そして出国前夜、荷物も全部運び出した後で、最後もやっぱりあの夫婦にお世話になりました。夕食に招かれ、そのまま宿泊。空港まで送ってもらいました。ほんとありがたい。いつかお返しができたらなーと思います。


- その他:奥様のフラワーアレンジメントの教室でもある、有名な庭園。花が満開のときに行ったことはなかったので最後に訪問。そして日食観察。日本でもだいぶ盛り上がったようですが、アメリカ西海岸でもちゃんと金環日食が。専用めがねを調達してアパートの屋上で酒を飲みながら満喫しました。

というわけで、結構一気に駆け抜けた最後でした。
posted by QL at 13:45| Comment(0) | Daily Life | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Dis-Orientation Week

遡ること卒業直前の1週間程度、お祭り騒ぎが続きました。ようは入学前のOrientationの逆。最後のお別れを惜しんで(?)、終わりを楽しんで(?)とりあえずPartyやEventが続いていく。個別に全部書いていくときりがないので以下ダイジェスト。

- Praam: 恐らくこれが所謂卒業パーティ。会場はなんとサンフランシスコのCity Hall。resize_4.jpg

- Las Vegas: 恐らくこれが所謂卒業旅行。クラスの大多数がLas Vegasに集合し、昼はプール(とギャンブル)、夜はビュッフェにショー(今回はKA by Cirque du Soleil)、Club(にギャンブル)。気合の入った仕切り役が事前にいろいろなDealをまとめてきたので、Clubのカバー無料、優先入場やプールサイドのCabana(指定ブース)を借り切ったりと2泊3日のドンちゃん騒ぎ。個人的には$300の負け。

- Cohort Olympics: Orientationでもやったクラス対抗のスポーツ大会。今回も以前にも増して「呑み」の要素満載。ビール片手にサッカーにキックボール等、全身にビールを浴びた一日でした。

-Bar of the Week:Class of 2012の唯一最高のバンド。これまでもことあるごとにそのパフォーマンスを披露してきたけど、これで最後。どこからかオリジナルT-shirtまで製作されて、最後のLive。ヘロヘロになりました。

-Consumption Function:キャンパスで月1回程度行われた飲み会。今回は卒業式にあわせて来ている学生の家族も交えた、雰囲気の少々異なる大人の会。


と公式のイベントだけでこんな感じでした。

次はプライベート編。
posted by QL at 11:23| Comment(2) | Daily Life | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Graduated from Haas School of Business

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ついに卒業・帰国。

あまり実感はなかったけれどいよいよ終わり。晴れて私もMBAになりました。

想像以上に充実した2年間、新しい知識・経験・ネットワークに出会えた時間。そして、これまでやれなかったこと、やりたかったことをまとめてやった時間でもありました。

自分の強み・弱みを改めて認識したり、新しいことをやってみて改めて気づくことがあったり。成功もあるし、失敗もある。やれるものならばもう一度やりたいし、もう少し違ったこと/やり方を試してみたい。残念ながらそれは適わないけれど、少なくとも今後のキャリア、人生にちゃんと活かしていかなければ。

この2年間は妻を初めとして、友人・家族、会社、その他、いろいろな人たちのサポートなしには存在しなかったと素直に思う。こういう贅沢な時間を与えてもらった幸運に感謝しつつ、少しでも今後恩返しができればなと思う。

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帰国後、すぐに職場復帰。意外と普通にスーツ着て社会人に戻ってます。

posted by QL at 10:50| Comment(0) | MBA授業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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