2011年12月11日

New Product Development

明日、今期最後の授業、New Product Developmentが終わります。今最後プレゼン(Trade-Show)に向けて準備している最中だけど、少し振り返り。

これはMBAとEngineering, Information等の他学部、サンフランシスコにあるCollege of Artが共同で、新商品を開発してみようというExperiencial系の授業。ObservationやInterviewによって、User Needsを理解するところから始まり、Concept Generation, testing, selection, 最終的にはPrototypeをもって、Trade-show & Presentationというような内容。


私のチームは5人。

MBAは私だけ。Mechanical Engineering x 2, Chemical Enginerring x 1, Art (industrial designer) x 1という混合チーム。そして皆比較的若い。20代前半の院生及びDesignerに至っては大学4年生。


最大の衝撃はKick-Offミーティング。互いを知り、目的を共有し、最低限の決め事を作って、1学期間に及ぶProjectを円滑に進めていこうという趣旨のミーティング。で、MBAでのチームでよくやっているTeam Contractの作成。役割をローテーションでシェアしようだとか、ミーティングには事前に準備して、時間通り集まろうとか・・・・内容は極めて汎用的。


すると・・・

Mechanical Eng 1「ローテーションはいらなくない?各人が得意なことをやればいい。俺は物事をオーガナイズするのは得意じゃないからやらない」

Chemical Eng 「Be on time ってなんかStrict過ぎない? そういうの堅苦しくてイヤ」(当の本人はこのミーティング遅刻)

ただでさえ、このミーティングの場所を押さえるのに全く連携がとれず、振り回されたあげくに謝罪なし、というイライラからスタートして、今まで聞いたことのないこの発言の数々・・・

努めて大人の対応を維持しながら、一体どうなることやらと頭を抱えるスタート。



ただ、実際動き出してみると、意外と働きやすい、いい面に気づかされることに。


まずそれぞれがやる気がある。俺やりたくない、めんどくさい、的なNegativeな態度はなく、Free Ridingという懸念があまりない。むしろ、あれもやりたい、これもやりたい、これはどうだ? あれも面白そう・・・と、話が全く収束しない、議論が散らかる、という状況が最後まで続くことに。


そして得意分野がある。DesignやPrototype、材料・工程の環境負荷等、誰かが何かを知っていて、補完しあう。それはInterdisciprinaryのいいところなんだと思う。

細部にこだわる。各人得意/好きな分野のOutputに関しては非常にこだわりがあり、労力も惜しまず、完成度も高い。ただ、時間軸だとか、全体のプロセスだとか、効率性だとか、そのあたりに対する感覚がうまく合致せずにもどかしい部分も多々。

意思決定に際しても、必ずしも頑固ではなく、何がなんでも自分のこだわりを勝手に押し通そうということはない。が、感覚的(ノリ?)に決まっていくことが多く、で、Logicは? 最初の趣旨との整合性は? というところが時々抜けていたりする。

まあ、いろんな良し悪しがあり、全体としてはおそらく、他のチームと比べても良好で、比較的スムーズに進んだかなと思います。


が、いかんせん効率が悪い。週1回の定例ミーティングも何をやるのか、決めるのかが曖昧で、結果として何が決まったのか、誰がいつまでに何をやるのか、進展があったのかわからないミーティングが多い。Agendaを用意しても話題が散らかっていき、収束しない。物事を時間内にきちっと終わらせるという感覚が薄く、いつも最後になってドタバタ・・・。

できる限り意見を聞くようにし、彼らの感覚、創造性を大事にしようと努めていたものの、一向に進んでいかない。少し軌道修正をしようとすると、なんとなく、水を差すつまらないやつ、Conservativeでrealisticなやつ、というような空気がなくもない。しまいにはあれもこれもやりたい、GoodじゃなくてGreatがいいと突っ走りがちになったChemical Engの子から、Team Spirit / Support each otherという議論が持ち出される始末。。いや〜難しい。


以下はその最後のやりとり。
Chemical Eng:
And right now, the most important thing that we need is Team spirit & supporting each other. I dont think we need anything else.

Myself:
I agree with team spirit & supporting each other. And I would not deny doing something interesting and creative, which this class is all about. At the same time, though, we might want to understand everyone has own schedule, preference/priority, and the way to work, and working as a team involves making sure everyone is aligned and managing the entire process according to limited resources, like time, HR (and $). It is not a matter of team spirit, but a difference in styles. This should be the same as in the real job, I guess.


この違いは、MBAとEngineeringから生まれてくるのか、社会人経験の有無なのか、はたまた性格の違いなのか、これはわからないままです。そして、効率性と創造性というのは相反するのか、というのもいまだ解消されていない疑問。


結果としては、違うバックグラウンドをもったチームメートとProjectを通して交流するという目的に適っていたし、Project自体もなじみのない分野を1から実際に手を動かしてやってみるという意味で有意義であった気がします。

で、ProjectのOutputとして、わがチームはComfortable Air TravelというテーマでEconomy Classの乗客によいよい睡眠を提供するToolを開発。出来のほどは・・・まあ想像にお任せします。ただ、Innovationはそう簡単に起きません。


p.s. 昨日Trade-Showが終了。朝からセットアップで肉体労働・・・。審査員に対するプレゼンを立て続けに3−4回。ポスターやスライドの出来栄えもよく、なるほど、私一人では到底思いつかないし、出来ないであろう仕上がり。これがTeam で働くことのよさなんでしょうね。
posted by QL at 11:25| Comment(1) | MBA授業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
勉強になります
Posted by terasaki at 2011年12月20日 19:11
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。