2012年02月04日

Facebook IPO

いよいよFacebookがIPOを申請

時価総額は$100 Billion(=8兆円)になるとかならないとか。

2011のIPO Big 5と言われていた、LinkedIn, Facebook, Groupon, Twitter and Zyngaのうち、Twitterを除いてはIPOに辿り着いたことに。

決してMarketは活況とは言いがたいけれど、所謂"Social Media"にはまだ神通力が残っているようで、伝統的なValuationの手法では出てこない数字が出てきます。

Grouponなんて特にクーポンを配布するだけなのに何故?と思いますが、まあそこはアメリカ懐が深いというか、金融業界が頑張っているというか。

Valuationが押しなべて高くなる理由を少し考えてみたんですが・・・
- 伝統的なValuation(P/E, EBITDA)を使わない。これを使うとPotential(!)が評価できない。というわけで、ユーザー数やらPVやら、その他財務諸表以外の数字を使ってはじくしかない。

- VC-back。これらの企業たちは早い段階からVCのお金が入り、Roundを重ねる毎にValuationが跳ね上がる。人気の企業はVC側からの引きが強く、Valuationは言い値。実績を買いたいVCはそれでも投資。よって、IPOで投資収益を上げるためには、なんらかの理屈でもってそれ以上の価格をつけなければならん、ということに。

- 類似企業? Valuationする際の類似企業も、上記のような理屈で値が吊り上げられている企業たち。とすると、横比較したときに高いValuationもそれなりに正当化される。


まあ、そのValuationが投資家に受け入れられる以上、それはFairだということになってしまいますが、そのPotentialが実現しなかったときに、誰かが火傷をすることになるんでしょう。いつか来た道ですね。


さらに日本との違いでいけば、種類株。創業者に議決権を維持させるべく、1株当たり普通株式の10倍の議決権をもたせるよう設計。日本での上場に際しては「株主の平等」という大原則によって認められないけれど、米国ではGoogleが先鞭をつけ、最近のネット企業では結構見られる模様。コーポレートガバナンスだなんだと騒ぐわりにはこの辺りには寛容なんですね。

Grouponの上場前の決算修正。確かSECから売上数値・計上方法にクレームがついて、過去に遡って大幅に修正。しばらく後に若干Valuationを下げて無事上場。過去1年間の運用実績だなんだなんて言わずに割り切って出てこれるところも何かさっぱりしていていいですね。

posted by QL at 13:48| Comment(0) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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